淫神都市 第五章
淫神都市5−1
う・・・
身体がだるい・・・
でも、起きなきゃ・・・
起きなきゃいけない・・・
そんな気がする・・・
僕は、ゆっくりと目を覚ました。
目の前には、真っ白な天井が広がっている。
少しあたりを見渡すと、そこはどうやら、今日の検査のためにやってきた医務室のようだったが、
少しだけ雰囲気が違った。
「あら、気が付いたかしら? まだだいぶ、疲れているんじゃないの?」
頭の上から、聞き覚えのある声が聞こえた。
僕は勢いを付けて起きあがったが、すぐに立ちくらみで頭がくらくらした。
「あら、だめじゃないの、タケルくん。あなたが急に倒れたので、みんなびっくりしていたのよ。」
そこには例の笹原さんが、白衣を着て座っていた。
そして、おもむろに注射器を取り出すと、僕の腕を取った。
「少し衰弱しているようだから、栄養剤を打ってあげるわ。」
笹原さんは、水が流れるようなスムーズさで、僕への注射を終わらせた。
「あ、ありがとうございます。そういえば、笹原さんって、お医者さんだったんですか?」
僕はふとした疑問を口にした。
「そうよ。だからみんなには、ドクターって呼ばれているの。この島で生物を研究しながら、
島に住む人たちにクスリを作ったりしているわ。」
生物の研究...
僕は、口の中ではっきりと確認が出来るイボのようなものを感じながら、この人なら何か知っているという
確信を持って、尋ねてみた。
「生物の研究って... それは、今日の検査の時に出てきた、ヒルのような生き物の研究ですか?」
すると笹原は少しニヤっとしてから、ゆっくりと話し始めた。
「そうよ。あの生き物... 私たちは、「ワーム」と呼んでいるけど。このワームから、とても純度の高い
「媚薬」が生成されるのよ。しかも、その作成方法が面白くて、ねぇ。」
笹原はそう言うと、急に僕に顔を近づけてきた。
そしてそのとき僕は、僕の身体が熱く熱を持っているのに、気が付いた!
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