地下室のペットボトル
地下室のペットボトル(1)
気がつくとそこは、どこかの地下室のようだった。
僕はどうやら、眠っていたらしい。
天井はコンクリート打ち放しで、ポンプのようなものが規則的に動く音がしていた。
僕は、まだボーっとしている頭をはっきりさせようと、起きあがろうとした。
しかしその時、自分の両手と両足が、何かに引っかかって、うまく身体が動かなかった。
どうやら、縛られているらしい。
しかも、自分の衣服が剥がされて、裸であることだけは判った。
「僕が、何をしたって言うんだよ...」
アキラは、どうにかして眠りにつく前のことを思い出そうとした。
「そうだ、センター街を歩いていたら、綺麗な女の人に誘われて、恵比須で飲もうって言うことに
なったんだっけ...」
ただ、その後突然記憶がとぎれている。
『あら、目が覚めたようね。気分はどう?』
その声を聞いて、アキラはハッとした。昨日の綺麗な女性の声だ。
「確か...カレンさんでしたよね? 変な冗談はやめて、僕を自由にしてくれませんか?」
「あらやだ、これは変な冗談なんかじゃなくってよ。あなたが望んだこと。そうでしょ?」
そう言われて、僕はさらに記憶のヒモを解いてみた。
昨日の夜、カレンさんという女性とお酒を飲みながら、いつの間にか変な話しになっていったんだっけ。
ちょっとHな話をしてから、SEXはいつもどうやってやるとか、どんな体位が好きだとか。
そしたらカレンさんが、『受精するときの快感って、凄いのよ』なんていってたなぁ。
「あなたにはしばらく、この子と一緒に過ごしてもらうわ。」
そう言ってカレンさんが取り出したのは、500mlのペットボトルだった。
そして彼女がキャップを外すと、ペットボトルを傾けて、僕の身体へ中身をかけ始めた!
ペットボトルの中身は、ジェルのようにネバネバとした液体だった。ただその中に一つ、白い卵のようなものが
「コトリ」と落とされてきた。ジェルがかかった僕の体の部分は、とても気持ちよかったが、
しばらくすると体中が熱くなってくるのを感じた。
「それじゃ、あとは頑張ってね♪ 私は外からモニタで、見てるから♪」
カレンさんはそう言うと、僕から立ち去って、遠くにある扉を開けてこの部屋から出ていった。
僕があっけに取られていると、僕のお腹の上にあった卵が、急にブルブルと、細かく振動し始めた!
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